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世の中のあれこれに、ちょっとモノ申したい。

「子どもにスマホ」は、議論の余地がない。

0〜6歳の子どもを持つ20〜40代の母親(妊婦を含む)へのアンケートによると、スマホ利用者の2人に1人が、子どもをあやすためにスマホを利用したことがあるという。

・病院での待ち時間の間に動画を見せる。
・ぐずったときに、触ると音がするアプリを使う。
・子どもの写真を見せると興奮して喜ぶ。

なるほど、便利な使い方があるものだ。と、感心している場合ではない。以前、こうしたスマホの使い方が議論となったが、私は議論が成り立たないと思っている。

携帯電話やスマホが身体に及ぼす影響を知っていれば、子どもをスマホであやすことなど、あり得ない。危険であることをまったく知らないのか、子どもがどうなっても構わないと思っている親でなければ、そんなことはできない。

スマホの電磁波は、ガラケーよりはるかに強く、小児白血病、脳腫瘍、卵巣や男性生殖機能への悪影響、免疫機能の異常をもたらすと言われている。

これほど恐ろしいスマホを小さな子どもに近づけることなど、子どもを可愛いと思う親なら、できるわけがない。もし、100%の根拠がないとしても、少しでも危険性があるなら、子どもを近づけたくはない。それが親心である。

妊婦への育児教室では、携帯・スマホの危険性を教えていないのか。もっと徹底して教えなければならない。

子どもが1歳まではハチミツを食べさせてはいけない、ということを知っている親は多いだろうが、同じように、携帯・スマホについても教えるべきである。子どもをスマホであやしている親は、ハチミツのことも知らないのかもしれないが。

ひとりの人間を世に送り出す、という偉業を成し遂げるのなら、もっと勉強しておくべきである。「知らなかった」では済まない結果となる場合がある。その時悔いても、取り返しはつかない。

親は自業自得だが、子どもは犠牲者である。命の危険や病気の辛さを考えると、ぐずる子どもをあやすことなど、苦労とは言えない。


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“自身を演じる”、インスタの闇!?

いま、店の集客は容易である。“インスタ映え”する店舗・商品を作れば、女性たちが写真を撮りに来てくれる。「質」は二の次。写真写りが良いかどうかで判断される。

「可愛い」「お洒落」が、すべての基本。自身のインスタにどれだけ注目が集まるかに、心血を注いでいる。“自身の見られ方”を追求しているのである。

自己研鑽して目立ちたい、ということではなく、上っ面だけで良いので、お洒落に見られたいのである。ネットだけで繋がっている彼女たちは、実際に会うことも少ないので、真実の姿などどうでも良いのである。

すべてが虚構だとしても、ネットの世界では、それが自分自身。まるで女優のように、自身を演じているのである。演じている自分も真実の姿だと思い込んでいる。いや、思い込もうとしている。その役を演じきるために彼女たちは、毎日のように出掛けて行くのである。

だが、中には暴走している女性も少なからず存在する。見ためが可愛いジェラートがあると知ると、すぐさま店に行き、写真をパシャ。少しだけ食べて、残りは捨ててしまうのである。可愛くて美味しいジェラートを食べたいのではなく、写真を撮りたいだけ。人としてのモラルは、どこに行ったのか。

また、昔ながらのレコード店に行き、「可愛いレコードジャケットを探しているところ」というキャプションをつけるためだけに写真を撮り、すぐに店を出て行く女性もいるという。写真のために店を利用するだけで、興味すらないのである。まったくの嘘で固めた世界を作り上げているのである。

何のために? 誰のために? それで満足感が得られるのか?

こんな人たちを見ていると、バブル期に浮かれていた人たちが、可愛く思えてくる。高級フレンチでワインを語り、高級ホテルでルームサービスを頼む。リムジンで彼女のお迎えに行く。馬鹿げているが、実際に体験したことは、貴重な経験として残こる。

興味もなく、熱中しているわけでもない、嘘の情報を垂れ流すことに、人生の貴重な時間を費やすのは愚かである。精神に異常をきたしていると言うのは、言い過ぎだろうか。


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入院のお見舞いに「花」はNG。さて、あなたならどうする?

いま、入院患者へのお見舞いに、「花」はNGとなっているらしい。病院によっては、「持ち込み禁止」を明確に表示している。恥ずかしながら、私は知らなかった。理由を知ると、至極当然で納得できる。

最大の理由は、「感染症の予防」である。花や花瓶の水には、緑膿菌が存在していることが多く、患者に感染すると、命の危険に晒される。また、自然界のものなので、どんなものが付着しているか、わからない。患者への影響を考えれば、持ち込まない方が良い。

見舞った相手だけではなく、同室の患者へも配慮しなければならない。花粉によるアレルギーや匂いへの不快感も考えなければならない。

さらに、狭い病室に花瓶を置くことで、医師や看護士の動きを制約してしまう。つまり、邪魔な存在なのである。しかも、生花は花瓶の水を換えなければならないので、その手間が看護士にまわってくる場合もある。仕事に追われる看護士に、そんな負担をかけてはいけない。

お見舞いに「花」は当然のことで、迷うことなく「花で良い」と思っていたが、大きな間違いだったのである。これは危険なことなので、即刻改めなければならない。

だが、突然「花」はダメだと言われても困る。一体、何を持って行けば良いのか。気心の知れば相手なら、趣味に関するものや好きなものを選べば良いが、そうではない相手なら、非常に悩む。

辛い入院生活を明るく快適に送れるようなもの。落ち込む気持ちを癒してくれるもの。はて、何があるだろうか?

・本や雑誌、CD
・お見舞いの礼状を書くための絵葉書と切手
・家族向けの食べ物
・ごはんの友
・励ましの手紙
・水やお茶などの飲み物
・アイマスクや靴下、ウェットティッシュ
・病院のテレビカード
・ポータブルDVDプレーヤー
・お洒落なスリッパ

思いついたり、探したりしたものを書き出したが、「花」に代わるような決定打はない。「花」の存在の大きさを改めて知った。だが、「花」がNGとなったいま、日本中の人びとが悩まなければならない。何か解決策はないのだろうか。

こういう問題をビジネスとして捉えると、反感を買うかもしれないが、ビジネスライクなものの考え方が、解決の糸口になる場合もある。最適なものを思いついた人には、大きな成功がもたらされるだろう。

巨大な市場が見込める。病院近くのチェーン店展開が考えられる。人びとの悩みも解消される。何より、入院患者が喜ぶのなら、それは社会貢献である。社会のためにも、みんなで悩んで欲しい。


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これは詐欺? ジェネリック医薬品が、オリジナルより高く売られている!

最近やたらとテレビCMで見かける薬がある。膝や腰の痛みを和らげるビタミン剤で、ご存知の方も多いだろう。

いきなりだが、この薬は“ボッタクリ”だと言っても良い。

いかにも独自で開発した薬だというイメージで売っているが、ジェネリック品である。つまり、オリジナル品の特許が切れた薬を同成分で作っているだけのものである。

オリジナル品は古くからある薬で、愛用者も多い。効果は期待できる。だが問題は、オリジナル品より高い価格で販売しているということ。

ジェネリック品は、開発コストが掛からない分、安く販売することで、消費者の役に立とうとするものであるはず。

ところがこの薬は、オリジナル品より20%も高い価格となっている。しかも、通販限定なので、送料が700円も掛かる。送料も入れて計算すると、40%以上も高くなる。

ジェネリックは安いものだという、私たちの常識を覆す、驚きの商法である。辛い思いをしている人につけ込んだ、詐欺まがいの手法である。

薬の成分を見比べて買う人は少ない。「効きそうだ」というイメージで買っている人の方が多いだろう。テレビでCMが流れていれば、信用してしまう。

実は私も腰痛で、この薬と同じ成分の薬を飲んでいる。主成分だけでなく、添加物までまったく同じである。

その価格は、この薬の5分の1以下。呆れてしまうほどの価格差である。

こんなものに騙されて、大切な金をつぎ込んではいけない。藁にもすがる思いで買うのだろうが、冷静になって欲しい。

面倒なことかもしれないが、よく見比べてから買った方が良い。


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食料自給率が向上しても、食べるものは輸入品になる!?

食料自給率を向上させるために、いま、農業や食が見直されつつある。このままでは、農業がダメになり、すべての「食」を海外に依存しなければいけなくなる危険があるので、さまざまな取り組みが始まっている。

その中のひとつが、「地産地消」。地元で産するモノを地元で消費する、という考え方である。本来、「食」というものは、地元の気候や風土に合ったモノが、そこで生まれ、そこで食べられるべきものである。それが、自然なことだった。

もう一度、その基本に帰ろう、というのが「地産地消」である。これにより、その地域ごとの自給率を高めていこうとしている。

同じような意味合いの言葉で「フードマイレージ」がある。食材の生産地から、食卓までの距離を近くすることで、輸送に伴う環境負荷を少なくする試みである。

つまり、ガソリンの消費を減らし、排ガスも抑制しながら、なるべく地元に近い食材を食べようとするもの。食料自給率アップ、地産地消の点からも注目されている。

これらの考え方は、本来の農業を取り戻し、できるだけ海外に頼らないようにするために、取り組まれている。

一方、日本の「食」を海外に売り込もうとする動きも活発化している。中国をはじめとするアジアに、米やりんご、みかん、ホタテ貝、豚肉、長いもなどを輸出し始めている。

輸入品によって、厳しい状況に追い込まれている、農業・漁業の人たちが、儲けを確保するために、新しい活路を見い出そうとしているのである。

国内では売れないので、海外へ。という考え方は、ビジネスとしては当然のことであり、批判するつもりはない。だが、日本の「食」全体を考えると、何か違うのではないかと思わざるを得ない。

こんなことをしていると、国内で食べるモノは輸入品に頼り、国内で作っているものは、すべて海外に流れてしまう、というような、おかしなことになってしまう。

政府は、経済のことはすべて民間に頼っているようなところがあるが、こうした問題は、政府主導で早く手を打たないと、取り返しがつかなくなるだろう。

国民は、国産を見直す時期なのではないか。


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